身近な美味しさをつくる仕事
―挑戦したいと感じました。

Interview

福永 杏奈 Anna Fukunaga

職種
商品開発
所属
熊本工場
商品部商品開発課
入社
2017年/中途入社

食品会社からの転職、きっかけは?

もともと食品にすごく興味があって、大学時代は食について学んでいました。前職の食品会社では残念ながらやりがいを見出せず、退職して熊本へ帰ることに。フリジポートを転職先に選んだのは商品開発という仕事に惹かれたことが一番の理由。面接で工場見学もでき、コンビニ商品がズラリと製造される様子を見て、挑戦したいと感じました。

現在の仕事について教えてください。

熊本工場では3つのカテゴリーを製造しています。 おにぎりやお弁当の『米飯』、サンドイッチなどの『調理パン』、ドリアなどの『軽食』。私は『米飯』カテゴリーの担当です。業務は大きく2つあって、イチから企画して商品化を目指すメニュー開発と、全国展開する商品を九州で好まれる仕様へと調整するための規格や品質検査を行っています。

同じ商品でも地域によって味が違うのですか?

たとえば東京と九州だと、お弁当に支払う金額の感覚や、好まれる味付けの傾向も変わってきます。私がデミグラスチーズソースのハンバーグ弁当を担当したときは、九州内でハンバーグを提供する繁盛店を調べ、味付けを検討しました。九州では甘めの味付けが好まれます。売値に伴って原価も抑えるため、満足度との両立に試行錯誤でした。

商品を生み出す― 苦しけど、嬉しい仕事です。

イチから商品開発を行う難しさはありますか?

コンビニが誕生してから現在までの間に、本当に多くの商品が生まれていて、それらの商品を超え「さらに美味しく、新しく」という企画を考えるのは、とても難しいなと毎回感じます。世の中で注目される商品や食材はないかアンテナを張って、「このメニューにはニーズがある」という商品を見つけだすことから開発は始まるんです。

開発する商品が決まった後、どのような業務がはじまりますか?

ターゲットの客層、味の仕立て、売値、原価、量、見た目などの商品設計を考えつつ、試作と改善を繰り返します。原価計算と並行して「お米が余るからソースがもっと欲しい」など、トッピングも量をグラム単位で決めますが、これがかなり頭を悩ませる過程。先輩や上司、ときには別の部署の人に試食してもらい、意見を参考にしています。

家族なの?というくらい、 楽しいやりとりがありますね。

1日数千食が製造されるコンビニ商品ならではの業務はありますか?

商品部ではレシピとともに、実際の製造現場での焼成温度や加熱時間といった条件出しも行います。ところが実際に工場のレーンでテストしてみるとなぜか想定通りにいかない…ということも。高い品質と生産性を実現する工程を考えるのは難しく、豊富な経験を持つ上司、製造課や品質管理課など他部署の担当者にアドバイスをもらっています。

他の部署の方とも関わりが多いのですか?

原料や生産数の管理を行う生産管理部や品質検査などを行う品質管理部、現場で製造を進めていく製造部と、多くの部署が連携して工場を運営しています。私たちも毎週新商品がでるたび製造部のパートさんに「トッピングはこうしてくださいね」などと作業工程のポイントを伝えているのですが「家族かな?」と、つっこみたいくらい楽しげなやりとりを見かけることもありますね。

1日の流れ1day schedule

  • 9:00出社、業務確認
  • 10:00現場巡回・製品積込み
  • 11:00検査入れ・試作
  • 13:00休憩
  • 14:00検査検体取り・試作品盛付
  • 16:30現場巡回・製品積込み
  • 17:00書類確認・作成
  • 18:00退社

お仕事探し中の方へメッセージをお願いします!

私も転職前は存在を知りませんでしたが、うちの会社は一般の人にはほとんど知られていません。皆が知らないところで「品質を守る」「時間までに製造する」といった当たり前のことを当たり前にやっている会社です。でも私自身その当たり前をやり遂げることに、大きなやりがいを感じます。やりがいを求める方にオススメしたい会社です!

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米飯から調理パン、チルド弁当やスイーツなど、安心・高品質な商品を毎日製造しています。