調理パンの塚本さん、
ドリアの奥村さん。

Cross talk

塚本 宙 Sora Tsukamoto

職種
商品開発
所属
熊本工場
商品部商品開発課
入社
2018年/新卒入社

奥村 紗妃 Saki Okumura

職種
商品開発
所属
熊本工場
商品部商品開発課
入社
2024年/新卒入社

商品開発の裏側にある「分析」と「情熱」――先輩・後輩が語るフリジポートの日常

塚本(入社8年目)× 奥村(入社2年目) 熊本工場の商品開発課に所属する二人。担当カテゴリーは違えど、試作やデスクワークを共にする中で築かれた信頼関係と、コンビニ商品のヒットを生み出す仕事のリアルを語り合いました。

憧れのページに載っていた「本物の先輩」との出会い

奥村 実は私、入社前にフリジポートのホームページで塚本さんのことを見ていました。まさに今私たちがやっているような、先輩と後輩のクロストークやインタビュー記事を読んで「かっこいいな」と思っていました。だから配属されて塚本さんを見た時は、「あ!本物だ!」って心の中で叫びました(笑)。

塚本 ええっ、そうなの!見てくれていたなんて嬉しいな。実は、私が以前担当していた「軽食カテゴリー」を、入れ替わりで奥村さんが引き継ぐ形になったんだよね。だから私にとっては、単なる後輩という以上に「自分の大切な担当を引き継いでくれた、頼もしい後輩」という感覚が強いかな。

奥村 カテゴリーの先輩でもあるので、わからないことがあれば何でも聞ける。本当に心強い存在です。

塚本 そう言ってもらえると照れるね。私から見た奥村さんは、とにかく「自走できる人」。年次が離れているから最初は「若者が入ってきたぞ!」なんて構えていたけれど(笑)、実際は指示を待たずに自分から現場(製造ライン)へ入って動いてくれる。その成長スピードにはいつも驚かされているよ。

泥臭くて、最高に誇らしい。私たちの「初めての商品開発」

奥村 私は「おいしい給食大作戦 牛肉のしぐれ煮どんぶり」という北九州市との包括連携メニューでした。正直、最初は戸惑いしかありませんでしたね。私はその給食を食べたことがなかったので、「北九州市の給食の味」と言われても、ゴールが全く想像できなかったんです。

塚本 私は「たまごと鶏そぼろサンド」でした。先輩から引き継ぐ形でスタートしたのですが、当時は「作る(製造)」という現場の視点が完全に抜けていました。どうすれば工場で綺麗に、効率よく作れるかという「良品製造」の概念がなくて……。

奥村 あと、 「味の正解」が見えないのも辛いですよね。

塚本  そうなんです。提案しても「これが正解の味なの?」と聞かれると自信を持って答えられず、迷宮入りしてしまって。結局、その時は推奨(発売決定)まで至りませんでした。苦いデビュー戦でしたね。

現場に足を運び、先輩の背中を追う。「独り」じゃない開発

奥村 本当大変なことばかりでしたが、「わからないなら、現地を知るしかない!」と思い、先輩に相談しながら北九州の味を徹底的にリサーチしました。スーパーの調味料コーナーでどの醤油が一番売れているかチェックしたり、現地で人気のうどんを食べ歩いたり。そこで、一般的な九州の甘い味付けとはまた違う「北九州独自の好み」に気づけたんです。

塚本 自信を持って「これが正解です!」と言える根拠を見つけたんだ。かっこいいね!

奥村 先輩のアドバイスのおかげです。塚本さんはどうでしたか?

塚本 私の場合は、商品部の先輩方の存在が大きかったです。迷走していた私に、試作のたびに的確なアドバイスをくれました。当時のことは必死すぎて記憶が曖昧な部分もありますが(笑)、あの時支えてくれた先輩たちの言葉があったから、今の視点を持てるようになったと感じています。

店頭で商品と対面する瞬間。それは、何にも代えがたい「報酬」

奥村 私の商品はエリア限定だったので、直接は見に行けなかったんです。でも、そのエリアに住む友人が売り場の写真を送ってくれて……!スマホの画面越しに、自分が開発した商品が並んでいるのを見た時は本当に感動しました。ニュースでも取り上げられたので、「大変だったけど、頑張ってよかった」と心から思えましたね。

塚本 それは嬉しい!私は今でも、自分の商品が店頭に並んだら嬉しくてすぐにお店へ確認しに行きますよ(笑)。棚に並んでいる姿を見ると、それまでの苦労が全部吹き飛んで「次も頑張ろう」という力になります。

「華やかな開発」の裏にある、地道な“科学実験”の日々

奥村 入社前は、商品開発ってもっとこう、キッチンで料理をクリエイトするような「華やかなイメージ」を持っていました。でも実際は、塩や調味料を0.1g単位で変えて何度も試作を繰り返す。まるで「科学の実験」ですよね。

塚本 本当にそうだね。私も最初は「楽しそう!」という直感だけで入社したけれど、実際は緻密な資料作成や、数値の管理、PC作業の多さにギャップを感じた時期もあったな。

奥村  コンビニさんへのプレゼンも、最初は緊張の連続でした。でも、自分が試行錯誤して、数値と向き合って作った商品が実際に店舗の棚に並んでいるのを見た瞬間、それまでの苦労が全部吹き飛ぶくらい「やって良かった!」と思える。あの感動は、この仕事ならではの特権ですよね。

ヒット商品の裏側にある「徹底したリサーチ」

奥村 塚本さんといえば、熊本県産のイチゴを使ったフルーツサンドの改良が印象的です。あのヒットの理由はどこにあったんですか?

塚本 あれはね、ただ「美味しくしよう」と闇雲に試したわけじゃないんだ。他社や有名店のフルーツサンドを徹底的に買い込んで、パンの厚みやクリームの質を調べ尽くした。その結果、あえてコストを上げてでもパンを厚くするという結論に達したんだよ。それがお客様に支持されて、結果的に売上が伸びた。

奥村 ひらめきだけじゃなく、裏付けがあるんですね。私も最近はプライベートで友人と食事に行っていても、気がつくと「この食材の組み合わせ、ドリアに応用できないかな?」なんてアンテナを立てるのが癖になっています。

塚本  その「日常からのインプット」が、次のヒットに繋がるんだと思うよ。

“文化祭”のような一体感で挑む、季節のイベント

塚本 商品開発課のいいところは、意見が対立することがほとんどないことかな。お互いのこだわりを尊重しながら、納得いくまで話し合える雰囲気があるよね。

奥村 特に「おせち」や「恵方巻」といった季節イベントの時は、部署全体が一つになりますよね。あの連帯感、私は「文化祭」みたいだなって思っています。

塚本  確かに!商品部がリーダーとなって、原料の選定から製造ラインの調整まで、普段のカテゴリーに関係なくチーム全員で取り組む。トラブルなく無事に出荷された時の達成感は、何物にも代えがたいよね。終わった後はみんなヘトヘトだけど、その「やりきった顔」を見るのが好きだな。

「とりあえずやってみよう」が背中を押してくれる

奥村 私は元々「社会人になったら全部一人で完璧にやらなきゃ」と不安だったんです。でもフリジポートに入って、先輩たちが手取り足取り教えてくれる環境に救われました。今は「あの先輩に聞けば間違いない」と言われるような、キャパシティの広い存在を目指しています。

塚本 奥村さんならすぐになれるよ。私は逆に、これまでは要望を受けて作る「受け身」の仕事が多かったから、これからはこちらからコンビニさんに新しい食文化を提案できるような、攻めの開発者になりたいと思っています!

奥村 フリジポートには、いい意味で「まずはやってみよう」という前向きなチャレンジ精神がありますよね。工場やセンターの皆さんもフレンドリーで、コミュニケーションが絶えない。この温かさがあるから、新しいことにも臆せず挑戦できると思っています!

就活生へのメッセージ

塚本 仕事を通じて各地の美味しいものに出会えたり、発売前の新商品を自分の手で作れたり。食べることが好きな人には、これ以上ないほど面白い仕事ですよ!

奥村 「福利厚生も手厚く、大好きな映画を安く観てリフレッシュしています(笑)。オンもオフも充実させたい方、ぜひ一緒に働きましょう!」

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